2010年12月18日土曜日

ケーススタディ「コマツ:グローバル化の取り組み」

こんにちは。Tです。
16日(木)コマツのケーススタディを行ったのでブログをアップします。

その前に、なんと!!参加を希望されるという方が2名見学に来られましたので
通常のメンバーに加え、6人でのディスカッションを行いました。

今回のテーマは以下。
(1)2001年以降のコマツのグローバル戦略についての評価
(2)コマツにおける今後の課題と求められる戦略

コマツは石川県小松市発祥の建設・鉱山機械を製造している
グローバルに活躍中な、今非常にアツいメーカーです。
名前は聞いたことあるという程度の方も多いかと思いますが、
03年~08年までの成長と高い利益率は凄まじいものがあり、
「グローバル化の優等生」と言われるほど途上国の成長の恩恵を最大限に受けている企業のひとつなのです。


ディスカッションはまず、T(私)がコマツの事業、歴史、ここ数年の経営成績、01年以降の改革、
など10分ほどかけて整理してから1のテーマへ。

(1)2001年以降のコマツのブローバル戦略についての評価

まず評価された点は
・「ダントツ」製品をはじめとする高品質・高機能製品の開発
・主力事業の強化(選択と集中)
・現場を重視したマネジメント 

などが挙げられ、

評価できない点は・・・
 
好成績を挙げている企業の欠点を探すのは難しいものですね。
とはいっても、
・グローバル企業でありながら、未だ生産拠点が日本中心である点
・グローバルに対応した人材の育成不足
・一つの事業のみに注力することのリスク 


など、2のテーマへつながる課題が出ました。


(2)コマツにおける今後の課題と求められる戦略
 
1で出てきた課題より、
「海外のマザー工場を増やすべきなのか」
というテーマを主にディスカッションしました。
(マザー工場とは…研究・開発機能や、重要部品の提供機能をも有する製造における拠点のひとつ) 
一応の結論として、 
「技術流出やマネジメント上の問題、インフラ水準や社会情勢など、さまざまな
 リスク要因を勘定すると、途上国にマザー工場を作るのは時期尚早である」 
ということになりました。 
ただ現地における生産やマーケティングの強化、グローバル人材の育成は、
今後のコマツの成長にとって欠かすことのできないという意見も皆一致したと思います。
 
以上のような形で今回はケーススタディを行いました。


今後もメンバーを募集しておりますので、興味がある方はぜひともご連絡を
お待ちしております。 
次回は12月21日に経済や身近なマーケティングなどのプレゼン・ディスカッションを行います!

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