2010年12月25日土曜日

クリスマス前のプレゼン

こんにちは、金井です。

はじめまして。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

僕は卒論がやばく、寝る時間を削ってユーチューブ見たりしてさらに自分の首を締めています。ほんまにヤバい!
本日はクリスマス、そして前日はクリスマス・イヴ。
たくさんの思い出が生まれたことだと思います。
僕は友達とzepp sendai のイベントにいってはしゃごうかと考えていましたが
体調不良のため自宅で卒論やりつつ、コナン見てました。

さて12月21日の活動が終了、そして2010年最後の活動が終わりました。

今回はケースではなく、
1. 気になるノーベル経済学賞受賞者について
2.気になる商品、サービス等(経営学や経済学に絡めて)
3. 気になる社会制度
という三つのテーマから、各自好きなものを選んで、プレゼンをしました!

最初はTくん

Tくんは①Peter Diamond という学者をプレゼン。

今年度のノーベル経済学賞受賞者であり、労働市場について扱ったピーターダイヤモンドは、今hotな経済学者でしょう!

そんなPeterの研究はサーチ理論の労働市場への応用です。
求人数が多いのになぜ失業率が高いのかということを、サーチ・コストという概念を用いて、説明しました。

もともと数学者のPeterは、大量の数式を使用していてめまいがしました笑



次はSくん。
彼はRonald.H.Coaseについてプレゼン。
コースはシカゴ大学のシニアフェローで1991年に受賞しました。

その功績は
「企業の特性」と「社会コストの問題」

つまり、なぜ企業は存在するのかの議論と外部性の二面性についてです。
なぜ企業は存在するか、、
それは「組織化コスト」と「市場取引コスト」のバランスにあるようです。
この比重によって組織の大きさが決定される。
個人的にはこれが一番印象に残っています。

3番目は僕です。
僕は、理論経済学が苦手なので、②を選択笑

日本におけるiPhoneの戦略です。
それをアンゾフの提唱した製品市場戦略に当てはめて考えてみました。
これでみるとipodの成功というのはやはり不可欠であったのだなという印象です。

最後はIくん。
John Nashについてプレゼン。
映画「beautiful mind」で有名な彼。
元々は数学者で経済学の研究は5年ほどしかしてなかったそうです。
天才ですね。

メインで扱った理論は「ナッシュ均衡」
学部生も習う基礎的な理論ですが、本質を理解しようとするとなかなか難しい。
余談でやった、合コンにおけるナッシュ均衡はどう成立させるかしか記憶に残っていません笑

こんな感じで終了です。

見学等随時お待ちしていますので気軽に連絡をいただけるとうれしいです。
それでは、よいお年を!!

2010年12月18日土曜日

ケーススタディ「コマツ:グローバル化の取り組み」

こんにちは。Tです。
16日(木)コマツのケーススタディを行ったのでブログをアップします。

その前に、なんと!!参加を希望されるという方が2名見学に来られましたので
通常のメンバーに加え、6人でのディスカッションを行いました。

今回のテーマは以下。
(1)2001年以降のコマツのグローバル戦略についての評価
(2)コマツにおける今後の課題と求められる戦略

コマツは石川県小松市発祥の建設・鉱山機械を製造している
グローバルに活躍中な、今非常にアツいメーカーです。
名前は聞いたことあるという程度の方も多いかと思いますが、
03年~08年までの成長と高い利益率は凄まじいものがあり、
「グローバル化の優等生」と言われるほど途上国の成長の恩恵を最大限に受けている企業のひとつなのです。


ディスカッションはまず、T(私)がコマツの事業、歴史、ここ数年の経営成績、01年以降の改革、
など10分ほどかけて整理してから1のテーマへ。

(1)2001年以降のコマツのブローバル戦略についての評価

まず評価された点は
・「ダントツ」製品をはじめとする高品質・高機能製品の開発
・主力事業の強化(選択と集中)
・現場を重視したマネジメント 

などが挙げられ、

評価できない点は・・・
 
好成績を挙げている企業の欠点を探すのは難しいものですね。
とはいっても、
・グローバル企業でありながら、未だ生産拠点が日本中心である点
・グローバルに対応した人材の育成不足
・一つの事業のみに注力することのリスク 


など、2のテーマへつながる課題が出ました。


(2)コマツにおける今後の課題と求められる戦略
 
1で出てきた課題より、
「海外のマザー工場を増やすべきなのか」
というテーマを主にディスカッションしました。
(マザー工場とは…研究・開発機能や、重要部品の提供機能をも有する製造における拠点のひとつ) 
一応の結論として、 
「技術流出やマネジメント上の問題、インフラ水準や社会情勢など、さまざまな
 リスク要因を勘定すると、途上国にマザー工場を作るのは時期尚早である」 
ということになりました。 
ただ現地における生産やマーケティングの強化、グローバル人材の育成は、
今後のコマツの成長にとって欠かすことのできないという意見も皆一致したと思います。
 
以上のような形で今回はケーススタディを行いました。


今後もメンバーを募集しておりますので、興味がある方はぜひともご連絡を
お待ちしております。 
次回は12月21日に経済や身近なマーケティングなどのプレゼン・ディスカッションを行います!

2010年12月12日日曜日

ノーベル経済学賞を受賞した研究


んにちは。Iです。

12/9は参加人数の関係上、ケーススタディではなく、経済系のディスカッションを行いました。
テーマは「ノーベル経済学賞受賞者の研究内容」
経済学部生でも、下手をすると知っているノーベル経済学賞受賞者は両方の指で足りてしまうのではないでしょうか。
さらにどのような研究を行ったか説明出来るかと言われるともう・・・。 

ということで、三人がそれぞれ興味のあるノーベル経済学賞受賞者を取り上げて、プレゼンテーションを行いました! 

一人目のTが取り上げたのはアマルティア・セン
センは貧困と飢餓の研究が評価され、1998年にノーベル経済学賞を受賞しました。
Tはセンが行った貧困・飢餓の原因の分析内容を中心にプレゼン。
特に飢餓の原因が食糧生産の問題ではなかったという分析が印象に残りました。

次は僕がミルトン・フリードマンについて、プレゼンテーション。
フリードマンは(昨今不評の)リバタリアンとして有名ですね。
しかし、彼の思想は誤解されて取り上げられることが多いと感じたため、これを機に学ぶことにしました! 
具体的には競争資本主義と金融政策について。
競争資本主義は弱肉強食ではないということや金融政策においては有名なk%ルールを取り上げました。
ただ、長期と短期のフィリップス曲線を用いたケインズ政策の失敗原因分析になると理解が甘く、うまく説明できず。
なので、T君に助けてもらいました!笑

最後にSが取り上げたのが、ジョージ・スティグラー
フリードマンと同じシカゴ学派の重鎮だそうです。僕は知りませんでした。 
Sは英語の論文をもとにプレゼンテーション。
具体的にはAC曲線とTC曲線による、規制の分析について。
しかし、これは難しかった! 

このような感じで12/9 は終了。 

次回のケーススタディは「コマツ:グローバル化の取り組み」です。

2010年12月11日土曜日

楽天のケーススタディ

先日、楽天のケーススタディを行いましたので、
その模様を少しお伝えしたいと思います。

使用テキストに掲載されているケースの2005年における意思決定において、
事業多角化をさらに推進すべき派(以下、多角化チーム)と、
事業多角化をせず既存事業に集中すべき派(以下、非多角化チーム)に分かれ、
今回はディベート形式で進めていきました。

多角化チームは、
・ライバル企業であるヤフージャパン、アマゾンと比べた場合のポジショニング戦略
・事業間でのシナジー効果
・EC事業に依存するリスク

などを主に主張しました。

一方で、非多角化チームは、

・EC事業の市場成長率や営業利益率の高さ
・EC事業の海外展開における可能性
・多角化による経営資源の拡散によって起こる機会損失
・新規事業の利益の不安定さ

などを主に主張を行いました。



ディベート終了後には、それぞれの立場を解消した上で
話しあうと、EC事業に関わる事業多角化は賛成であり、
海外展開も必須ということで意見はほぼ一致しました。

ディベート形式は、自分の主張の論理の甘さが確認できて良いですね。