2011年1月16日日曜日

富士フイルム:第二の創業

こんにちは。
嶋崎です。
この時期は、インナー、タイツ、靴下と全身ヒートテックがデフォですよね。
僕は、毎年1,2枚ヒートテックを買うのですが、4,5年前のヒートテックインナーは
伸びに伸びて、ワンピースみたいになってます。すごい伸びるんですよ、あれ。
その分、薄くなりますけどね。

さて今回は、1月13日に行った富士フイルムのケーススタディの様子について
書いていこうと思います。
また、今回から、新メンバーである佐藤君が加わりました。
佐藤君については「活動メンバー紹介」のページで、御覧ください。

富士フイルムのケースは利益率の高かった写真フィルムの需要減少に対応して、
これまでの技術をを活かした、材料、医療機器、化粧品などの他事業へと
注力を進めたという内容でした。
議論は、
1.まずケースの内容を整理。 
2.同社の業績改善を成し遂げた要因の分析 
3.同社の問題点を分析
4.同社の今後(2006年以降)の、戦略を考える 

というプロセスで行いました。

まず1.業績改善を成し遂げた要因の分析については、
・事業多角化
・早くからデジタル分野のR&Dを始めていた事
・製品がプロダクトアウトで作られていたこと

 3.問題点の分析については、
・事業における参入退出ルールが不明確である
・マーケティングが弱い

などの意見が挙げられました。



最後に4.今後の戦略については、

・コア技術に絞り込みR&Dを行う
・マーケティングの強化のため(特にデジカメ)
・アジア市場開拓
・フィルム事業、化粧品事業の存続について
・シンプルなルールで事業の参入・退出を決める
・ボトムアップの経営を推進
などについて議論を行いました。

事業の参入・退出のルール設定については、コア技術を利用した事業であれば、
広い範囲で事業参入し、退出については事業ごとにそれぞれの指標(時間、ROIなど)を作ったほうが良いということで意見がほぼ一致しました。

今回の議論は、全体を通して多角化戦略技術経営(MOT)が主なキーワードだったと思います。

僕の感想としては、富士フイルムはフィルム作りで培った技術をコアとして
様々な事業を作っていくということで、三菱化学や三井化学のような化学メーカーに近いという印象を受けました。

次回は、テスト期間のため少し間があきますが、2月7日(月)に、
経営学、優れた経営者、海外の国の経済事情などのテーマから
プレゼン・ディスカッションを行う予定です。

2011年1月9日日曜日

今年初のプレゼン

こんにちは。
仙台は雪が舞う寒い一日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

本日は16日に行われたEBSGのプレゼンについて、稲葉がお伝えします。

今回も
. 気になるノーベル経済学賞受賞者について
.気になる商品、サービス等(経営学や経済学に絡めて)
. 気になる社会制度
という三つのテーマから、各自好きなものを選んで、プレゼンをしました!

はじめに田中君がGROLYという会社について、プレゼン。

あまり聞いたことがないかもしれませんが、
GROLYはレジやATMなどに使用されている貨幣を数える機械を製造している会社です。
国内シェアが70%を超える製品もあり、知る人ぞ知る優良企業!
私たちが知らないところにも優良企業が隠れているということを再確認しました。

プレゼン後は今後の成長戦略について、ディスカッション。
事業領域や海外展開がキーポイントになりそうだという結論になりました。

ちなみに田中君はバイトをしている某ファミレスに
GLORYの製品が導入されたのをきっかけに知ったそうです(笑)

次に金井君が「経営学の実生活への応用」をプレゼン。
実はお題から外れているのですが、そこがアメリカ帰りの彼らしいところです。
自由人ですね。

そんな自由人の彼が経営学を応用させようとした分野は「恋愛」です。

斬新な試みなのか、手あかがつくほど先人たちも試みたものなのかは
定かではありませんが(笑)
メンバーをひきつけるテーマであったのは間違いありません!

彼はブルーオーシャン戦略やランチェスター戦略を元に、
恋愛において取るべき戦略を提言しました。
詳細を知りたい方は金井くんに聞いてみてください!笑(twitterID: @shizuki0721

このプレゼンで特筆すべきは彼が使っていたプレゼンソフト。
MacBookAirを購入した彼は、Keynoteでプレゼンしていました。





Key noteのデザインは素晴しく、attractiveなテーマとともに
僕たちを惹きつけてやみませんでした。

三番目のプレゼンは嶋崎君。
テーマはW.W.レオンチェフ」

彼は産業連関表を用いて、感応度係数と影響力係数の分析。
他産業の需要から被る影響を表す感応度係数と、
他産業の産出量に与える影響を表す影響力係数を算出。

様々な産業の係数を見ることは非常に興味深いものでした。


最後に稲葉がJ.ヒックス」について、プレゼン。

ヒックスはIS-LMモデルを構築したことで、ノーベル経済学賞を受賞。
その業績を理解するためにはケインズの理論を知らなければなりません。

ケインズが提唱した失業が生まれる理由を中心にプレゼンしました。


今回は卒論提出直後と言うこともあり、軽めのプレゼンになりました。
次回(1/13)は「富士フイルム」のケーススタディです。