2011年12月23日金曜日

ケーススタディ「ZARA」

どうも、佐藤です。
いくつかの大事な試験があったため、9/16サムスンのケース以来の参加となりました。そのときは季節柄あたたかかった気がしますが、もうすっかり冬ですね。
尚の事、気温もサムスン。

ということで(笑)
今回は表題の通り、ザラ(ZARAのケースを用い、
おもに「市場開発欧州」「店舗の運営」「国際的事業拡大」というテーマを中心に、議論しました。

参加メンバーは13名で、今回も大人数。
初対面の方が多かったのですが、随所随所に、いつもとはひと味違った良さが出ていたと思います。

《本日のフロー》
1. アイスブレーク(「スマートフォン」に関して)
2. UNIQLOについて共有
3. 前提、FACT確認
4. 問題点とその分析
5. 打ち手立案、評価
6. グループ成果発表

というようなフローで進行し、問題点とその分析からはA班とB班に分かれました。以下にその一部を記載いたします。

















A班:《問題点・分析》
・国際事業拡大のために、どのようなモデルを定めるべきか、まだ明確でない
・ザラ独特のコンセプトの持続可能性についてまだ議論がある
・アメリカ市場においてニューヨークはOKだが、このままアメリカで拡大できるかは疑問である
・アメリカに拠点がない
SCMにおけるアメリカの位置づけをどう考えるか

[分析]ZARAを、これからどうしていきたいのかorどうしていったらいいのか
(1)ファストファッション業界における、他社・競合との差別化(=ブランド面で)によって、「大衆向けor 非大衆向け」を常に意識する必要がある。
(2)マーケットを意識したブランド展開
(3)売上げup、店舗数upなどの具体的な目標設定
条件〉営業利益率を下げずに
また、[打ち手]は(3)を前提に検討しました。

B班:《問題点・分析》
まず前提としての、社長の意向確認→「海外に積極的に進出したい、しかし慎重に」
大きな方向性としては海外市場進取における戦略の考察に重点を置く(スペイン国内が飽和状態のため)
海外のターゲット国策定
・EU圏→工場が近くにあり、かつ関税がないことから
・米国→未開拓の市場がまだまだ大きい。
・BRICs諸国→ 成長市場かつ未開拓市場のため(前提が2000年時点のため)

進出において考慮すべき FACTOR
 1. ザラの最大の強みは在庫回転率の高さであること
 2. 関税などの政治的事情
 戦略
・EU圏→チャレンジングなデザインで差別化(競争相手には価格で勝てないため、回転率の高さを利用し少しリスクがある奇抜めなデザインで差別化。万が一、売れ残った場合でも構築したITインフラを用いて他の店舗へ配送できる)
・米国→米国における既存競合企業のマネ
・BRICs諸国→ 過去の失敗例からアッパー層をメインにターゲティングする。旗艦店を一店舗作りモニターしながら進出。

やはり化粧品・服飾業界のケースの際には、それらを利用している女性の参加が必須ですね。ケース分析に厚みがでることを実感しました。また個人的には、男性のみで「資生堂:中国市場への参入」のケースを行い、そして女性の参加を待ち望んでいた頃の不思議な光景が懐かしく思い出されました。

次回は1月下旬に「スターバックス・コーヒー」のケースを用いて勉強会を行う予定ですので、興味がある方がいましたらお気軽にご連絡いただければと思います!

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