2011年10月14日金曜日

ケーススタディ「トヨタ自動車:プリウスの誕生」

どうも、嶋崎です。
最近、某EBSGメンバーの方と一緒に食事に行くとおっぱいの話にしかならず少しとまどいを覚えています。

さて、今回は表題の通り、トヨタ自動車(以下、トヨタ)のプリウス開発に関するケースを用いて勉強会を行いました。
参加メンバーは過去最多の15名です。
東北大、宮城大、宮城教育大、東北学院大など大学も学部も様々で
非常に多様性の溢れる議論が出来たと思います。

大体、以下のようなフローで行いました。
1. 状況把握
・FACT抽出(リマインドも含め、ケースの中の重要な部分)
・自動車産業の特徴について
・トヨタの強み、課題(トヨタ生産方式や組織体制など)
2. 優れた製品開発を行うには?
・トヨタの成功要因
製品開発で考慮すべきこと
※製品開発のプロセス
コンセプト設定(将来の市場ニーズ、技術的可能性、経済的な商品性etc.)→車両全体の設計→部品の設計→試作車の制作及びテスト→工程エンジニアリング
3. 2011年現在のトヨタについて(10分プレゼン:熊本)
4. 財務分析(1999〜2011)
5. これからの戦略について(ケース及び現在の情報含め

[東北大学経済学部棟第12演習室にて]

















ディスカッションの結果、トヨタの製品開発は簡潔に言えば、
コンセプト重視の部門横断型製品開発」にあると言えそうです。
当時ではまだ珍しかったプロジェクト型の開発組織を発足させ、更に開発部門以外からプロジェクトマネージャーを選出したこと、そのプロジェクトに強い権限を与えたことなどがプリウスという「資源」と「環境」というコンセプトを忠実に表したハイブリッドカーの開発を成功させることが出来たと考えられます。
どうしても設計や生産工程を当初から意識し過ぎてしまうと、それほど画期的な製品開発は生まれることがないですが、トヨタのようにコンセプト重視にし大きな目標に向かって製品開発を行うということはなかなか出来ないことだと思います。

次に熊本さんから現在までのトヨタの概略(理念、マーケティング、海外展開、新規プロジェクトなど)をプレゼンしてもらい、その後に13年分のトヨタ、ホンダ、日産自動車の財務諸表を用いて収益性分析を行いました。 

最後に、これからのトヨタの戦略ですが、
「ソフトウェアへの大幅な投資」という意見が出たことが印象的でした。
マクロ環境要因を分析し、その中でも資産が潤沢な高齢者への市場、車離れを起こしている若者を取り込むためにも、長期的な視点で「自動操縦システムの開発」に取り組むべきという
ことについて話し合いました。

次回は10月下旬に行う予定ですので、興味がある方がいましたらお気軽にご連絡ください!

1 件のコメント:

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